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暗号資産の署名鍵を取り扱うサービスに関する調査(CGTF ディスカッション・ペーパー)

2019/12/16

CGTF ディスカッション・ペーパー

CGTF ディスカッション・ペーパーはCGTFのメンバーによる研究・調査成果を公表するための論文シリーズです。

ディスカッションペーパーの内容は執筆者の個人的見解であり、所属する組織及びCryptoassets Governance Task Forceとしての公式見解を示すものではありません。

また、ディスカッション・ペーパーは事前の予告なしに改定される可能性があります。

暗号資産の署名鍵を取り扱うサービスに関する調査(第2版)

栗田 青陽

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2019年5月31日、「他人のために暗号資産の管理をすること」を新たに暗号資産交換業の一類型として規制対象とする「情報通信技術の進展に伴う金融取引の多様化に対応するための資金決済に関する法律等の一部を改正する法律」が成立した。

しかしながら、「他人のために暗号資産の管理をすること」に該当する業務の範囲等の解釈については現段階では明確ではない。

そこで本稿では、暗号資産を管理する形態と実際に提供されているサービスの実態に基づき、実施可能な制度の構築や、利用者の利便性の向上の検討にあたって重要と考えられる論点の整理を行い、あわせて署名鍵の取扱形態を整理し、それぞれ改正法が流出リスクと破綻リスクへの対応として業者に求める対応の必要性を分析した。