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日本国内における仮想通貨ウォレットの実態調査(CGTF ディスカッション・ペーパー)

2019/3/14

CGTF ディスカッション・ペーパー

CGTF ディスカッション・ペーパーはCGTFのメンバーによる研究・調査成果を公表するための論文シリーズです。

ディスカッションペーパーの内容は執筆者の個人的見解であり、所属する組織及びCryptoassets Governance Task Forceとしての公式見解を示すものではありません。

また、ディスカッション・ペーパーは事前の予告なしに改定される可能性があります。

日本国内における仮想通貨ウォレットの実態調査

栗田 青陽

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金融庁が設置した「仮想通貨交換業等に関する研究会」(以下、研究会)において、仮想通貨カストディ業務について、「決済に関連するサービスとして、一定の規制を設けた上で、業務の適正かつ確実な遂行を確保していく必要があると考えられる」という報告がなされた。

仮想通貨カストディ業務には様々な形態のものが想定されるなかで、イノベーションに配慮しつつ、異なるリスクレベルに応じて適切な規制を課していくために、国内の仮想通貨カストディ業務の実態を把握することには一定の重要性があると考えられる。

仮想通貨カストディにあたる業務の範囲は本調査の段階では明確に定められていないが、本調査では、国内における仮想通貨ウォレット提供者にヒアリングを行い、実態を調査した。