NEWS お知らせ
『暗号資産カストディアンのセキュリティ対策についての考え方(案)第2版』パブリックコメント開始のお知らせ
2020/6/3
CGTFでは、暗号資産交換業等を含む、暗号資産カストディアンにおけるセキュリティ対策について、その考え方をまとめています。昨年実施した、初版のパブリックコメントの反映、および最新の知見を反映して第2版を策定いたしました。
つきましては、以下の通り第2版についてもパブリックコメントを行いますので、お知らせいたします。
なお、前回(第1版)からの主な変更点は以下のとおりです。
- 全体的な用語を統一しました(以下は例示)
- 仮想通貨→暗号資産
- 取引所→カストディアン
- 入コイン→入庫,出コイン→出庫
- 公開鍵→検証鍵,署名鍵→秘密鍵
- 1章:スコープ外とする内容について以下の2点を追加しました
- LightningネットワークなどのLayer2技術の利用
- いわゆる分散型カストディアン ( Decentralized Custodians )
- 2章:参照規格を追記しました
- 3章「用語」用語追記と表現の全面的見直し,アルファベット順に入替えました
- 5章:5.4.2節「鍵生成と利用のフロー」の詳細化(3つのサブセクションを新設)
- 5.4.2.1 署名鍵と検証鍵のライフサイクル
- 5.4.2.2 KEKのライフサイクル
- 5.4.2.3 マスターシードのライフサイクル
- 分かりにくい箇所の表現を精査
- 7.3.6.3節「署名鍵管理の権限分散 (承認プロセス)」等
- 8章「今後の検討課題」削除
- 付録1「鍵管理の基本事項」の全面改訂
- 付録1を付録Aに改称
- 図の変更
- 図5-1 暗号資産カストディシステムの基本モデル
- 図5-2 署名鍵/検証鍵のライフサイクル
- 図9-1 署名鍵のオフライン管理のイメージ
- 図5-3の分割(→ 図5-3,図5-4)
- (旧)図5-3 決定性ウォレットを用いた場合のライフサイクル
- (新)図5-3 KEKのライフサイクル
- (新)図5-4 マスターシードのライフサイクル
パブリックコメント
パブリックコメントは、2020/06/03より以下の要領で行いますので、ご協力をお願いいたします。
パブリックコメントの受付締切日は2020年6月30日です。
パブリックコメントの実施にあたり、以下の内容にご協力いただきますよう、お願いいたします。
- 最終的な採否については、CGTFにて決定します
- 表記の修正は必ず「Google Document」の「提案モード」で記述ください
- 全ての提案およびコメントは公開されます
- コメントの趣旨がわからなかった場合の問い合わせ先、問い合わせ方法を書いてください
- コメントの趣旨がわからなかった場合で、かつ、連絡不能な場合は不採用とすることがあります
- 事実に基づかない議論は避けてください
- すべてのコメントを尊重してください
暗号資産カストディアンのセキュリティ対策についての考え方(案)第2版 ドラフト コメント用 (Google Document)
参照用 PDF版
パブリックコメント開始時点のドキュメントのPDF版を以下より閲覧いただけます。